平成19年度 奨励金対象提案

(財)川口産業振興公社では, 新製品・新技術の研究開発に対する意欲を啓発し、もって本市産業の振興と発展に資することを目的として、創意工夫による具体的かつ実現可能な新製品・新技術開発に関する提案に対し奨励金(最高50万円)を交付する制度を実施しています。
 1985年(昭和60年)から実施している本奨励制度ですが、今回で24回目を迎え、この間、数々の優秀な提案に対し奨励して参りましたが、本年度もアイデアあふれる優秀な提案の中から、先行技術調査、及び2回にわたる厳正な外部審査員による審査を経た結果、以下の5社、1名、計6件の提案が奨励対象提案に選出されました。

「一体型フレームテント」

ゴトー工業株式会社 奨励金50万円

gotoフレーム式テントは、イベントや緊急医療用テントなどに使用されているが、全てのパーツがバラバラになる設計のため、設営時間やパーツの管理などで問題があった。そこで、これらの問題を解決するため、ジョイント・フレーム部分を全て一体に接続し、短時間でスピーディに設置することを可能にしたものである。

「複数画像を切り替え表示させる方法と装置」

株式会社サンリュウ 奨励金30万円

sanryu現在、複数の広告画像を一つの面に表示する装置しては、三角柱を回転させ表示する装置があるが、この装置は、駆動モーター制御など複雑で高価なものとなる。また、駆動部を備えるため厚い構造で重量のある装置になってしまう。そこで、これらの問題を解決するため、床、柱、車両、窓ガラスなどにも簡単に取り付けることができるように軽い多数穴電飾用フイルムや縞状透視基材を設け、面光源の点滅やフイルムをステップ移動するだけで何種類もの画像を表示できるような安価な方法と装置を提案したものである。

「新型真空オーブンの開発」

株式会社協真エンジニアリング 奨励金25万円

kyoshin従来の真空オーブンは、液晶ディスプレイに液晶を注入する際に真空度が悪かったり温度が60度~100度と幅が広かったため、処理対象物にうまく熱が伝わらず製品に悪影響が出ていた。これらの問題を解決するためPID制御により真空度を細かくコントロールしたり、最高温度を200度と設定することで、幅広い温度範囲での品物に使用が可能となった。
さらに、温度幅を10度以内に設定が出来るようにしたことで、処理対象物の品質が均一となり、歩留まりの改善を可能としたものである。

「脚立(きゃたつ)(3,4脚)はしご(2脚)横すべり防止具及び横転防止機能付き作業台」

小林 喜美男 奨励金20万円

kobayashi脚立やはしごは、平坦地使用が基本となっている。傾斜地や軟弱地等での使用時は、安全な使用が出来ないため横転や転落などの事故が発生している。このため、本提案では、はしご等を傾斜した地面や軟弱地面等に立掛けたときの倒れや横滑りを防止し、安全な状態で使用するため、はしご等の下に先端がとがったシャフトを設け、このシャフトにバネとプレートを付けるとともに、はしご等の上部には、棒状の押圧体を回転自在に取り付けることで屋根の傾斜に対しても、押圧体が人の荷重により屋根を押圧し、摩擦力ではしごの傾斜を防止し、安全に作業が出来るようにしたものである。

「流動解析用透明プラスチック金型」

有限会社アステック 奨励金15万円

astec今までのプラスチック金型は、プラスチックを射出した際に発生するガスにより起こる成形不良、製品形状の変化などを見ることができなかったため、品質向上や技術のレベルアップに非常に苦労した。そこで、これらの問題を解決するため、中を見ることが出来る石英硝子を油圧シリンダー等で破損しないように設置し、金型内部には、CCDカメラをセットすることで、パソコンに繋ぎプラスチックを射出した際に起こる成形不良等をモニターで発見出来るようにしたものである。

「マグフィット」

エスコウィンズ株式会社 奨励金5万円

esukoラミネート加工した掲示物をマグネットで、工場などの金属製機械や制御盤に貼り付ける場合、厚みのあるものは吸着力が弱まり脱落してしまう。またセロテープで貼り付けた場合は、時間が経過すると変色や糊の硬化がおこり取り外す時に後が残ってしまうことがある。そこで、これらの問題を解決するため、金属面に掲示する簡易な操作説明書や注意書きを汚れないようにラミネート加工したものにパンチで穴をあけ、その穴に円盤型の板と円筒型の磁石で挟み込み、壁面に磁石を直接吸着することで,脱落しにくくするとともに掲示物の撤去時に後を残さないようにしたものである。