平成23年度 奨励金対象提案

(財)川口産業振興公社では、新製品・新技術の研究開発に対する意欲を啓発し、もって本市産業の振興と発展に資することを目的として、創意工夫による具体的かつ実現可能な新製品・新技術開発に関する提案に対し奨励金(最高50万円)を交付する制度を実施しています。
1985年(昭和60年)から実施している本奨励制度ですが、今回で28回目を迎え、この間、数々の優秀な提案を奨励して参りましたが、本年度もアイデアあふれる優秀な提案の中から、先行技術調査、及び2回にわたる厳正な外部審査員による審査を経た結果、以下の5件の提案が奨励対象提案に選出されました。

ワンタッチ調整式 野菜切断機

株式会社ドリマックス 奨励金30万

ワンタッチ調整式 野菜切断機
この提案は、提案者が独自に開発・販売してきた「丸刃遊星回転方式」を用いた切れ味抜群の野菜用スライサーです。新たにワンタッチでスライスの厚みを調整する機構を備え、これまで食材やカットの厚さによって使い分けていた3台の機械の機能を1台で行う事を可能にしました。万能ネギからキャベツの千切り、オニオンスライス等、サラダバー用の野菜まで、これ1台でOKです。厚みの調整は、ネジやドライバーを使わずに、誰でも簡単ワンタッチで調整できます。本体はオールステンレス製で衛生的で、割れにくく、耐久性も向上しています。

継手締め付け力の適正管理用 新型検知器

伊藤鉄工株式会社 奨励金25万円

継手締め付け力の適正管理用 新型検知器
排水用の鋼管などを繋ぐ継手は、ボルトとナットを締め付けて間に挟んだゴムパッキンを圧縮して止水する構造であり、適切なトルクで締め付けないと漏水等の事故の引き金となります。
この品物は、パッキンにリングが嵌めてあり、継手のボルトを締め付けるとリングが広がり締め付けトルク値を表示します。これにより、施行作業が楽になるうえ、施行後は第三者が取り付けトルクを目視で検知できることから、ボルトの締め忘れや締め過ぎ等による事故が回避でき経費の節減になります。

葬儀用和紙製義肢の開発

有限会社T4 奨励金20万円

葬儀用和紙製義肢の開発
この提案は、葬儀の際に使用する、棺と一緒に焼却が可能な義肢(義手及び義足)の開発に関するものです。
既存の義肢は金属やプラスチックでできており、火葬の際、有害物質の排出や火葬炉を傷めるなどの理由から、ご遺体と一緒に棺に納めることができません。このことは、義肢を自らの身体の一部として生活していた故人及びその親族にとっては、精神的につらいことです。そこで、棺に納めることのできる葬儀専用の義肢を開発しました。日本の伝統素材である和紙を使った義肢は、葬儀という厳粛な場においても違和感なく受け入れられるのではないでしょうか。

可変台座式ペール容器(感染性廃棄物専用)ホルダー

有限会社アラショウ 奨励金15万円

可変台座式ペール容器(感染性廃棄物専用)ホルダー
この提案は、病院向けの感染性廃棄物専用ペール容器のホルダーに関するものです。感染性廃棄物専用ペール容器は、メーカーにより多種多様にあり、各容器に合わせた安価な専門ホルダーが市場を独占しています。
この品物は、安価な専門ホルダーに対抗して、このホルダー1台で様々なペール容器に合うように、台座の大きさや蓋の開閉用取手の長さ等を調整できるように設計されています。その他に、蓋には小型ダンパーが付き静かに開閉できます。また特許申請中のワンタッチ式の蓋の取り付け装置を備えており、蓋を安定して保持できるようになっています。

特殊安全脚立

小林喜美男 奨励金10万円

特殊安全脚立
この脚立は、前後に2分割された天板を中央部分で1本の水平な軸によって連結し、この水平な軸を中心として、前後の梯子を相互に左右方向に揺動自在としています。
そのため、床等が平坦でない場合にも、前後の梯子が相互に左右方向に傾いて4本足の全てを床等に接触させることが可能になり、脚立を安定して設置することができます。
天板は、ボルトにより傾いた角度で固定でき、さらに傾き方向を確認できる傾斜計を装備しており、安全に作業を行うことができます。