理事長年頭あいさつ

 新年明けましておめでとうございます。
 皆様におかれましては、健やかに平成29年の新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
昨年10月に開催いたしました「川口市産品フェア2016」では、市民の皆様をはじめ、3日間で約5万3千人もの方にご来場いただき、「ものづくりのまち」として発展してきた活力溢れる本市のたくましさや魅力を存分に市内外にPRすることができました。
 また、市産品フェアと同時に当公社主催で開催した「受発注企業商談会」では、多くの市内外の企業に参加いただき、約100件にも及ぶ具体的な商談の機会を提供することができ、参加企業の活性化の一助となったものと考えております。当日は、市内外から多くの方にご来場いただき、成功裡に開催することができましたのは、参加していただいた企業をはじめ、産業界の皆様のご支援、ご協力の賜物と改めて感謝と御礼を申し上げます。
 今年度、当公社では新たに、展示会等出展事業助成金制度における海外展示会に出展される企業への助成金額の限度額引上げを行うなど、国内外での受発注機会の拡大に取り組んだほか、市内企業の製品・技術の紹介や産業関連イベント情報、本市の歴史的・文化的な魅力などを掲載した情報紙のリニューアルや、川口市観光物産協会と連携し、たたら祭りやギフトショーなど多くのイベントに参加することで、川口を代表する銘菓、工芸品などの世界に誇れる製品や技術の積極的なPRに努めるなど、地場産業の更なる発展、産業の創造・育成に取り組んでいます。
 新年を迎え、昨年を振り返ると緩やかな回復基調と示されているものの、1月にはアメリカ大統領が任期満了を迎える等海外情勢の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があり、今後の先行きは不透明な状況であります。当公社では、昨年以上に市内の中小企業者や個人企業者を支え、乗数効果による市内経済の好循環を実現して、本市の産業を元気にして参りますので、ご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

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 結びに、新しい年が皆様にとりまして、大きく羽ばたき、更なる発展に向かい飛躍する一年となりますよう心から祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。

公益財団法人 川口産業振興公社 理事長 奥ノ木 信夫